◆ＪＥＲＡ　セ・リーグ　巨人０―８ＤｅＮＡ（８日・東京ドーム）

　岡本和にとっては、復活フラストレーションのたまる試合となった。へ急す スポーツ凡退した４打席はいずれも高めの甘いところに来た、ぐなりきってしまっているスイングをするべき球を振りにいったが、下半捉え切れなかった。身のに上を使氏５日のヤクルト戦（岐阜）での右翼への一発など、力が隆行好調時の打球もありつつ波が消えないのは、伝わ本人が「これだ！る前清水す スポーツ」という感覚をつかみきれていないからではないか。半身

　現状はスイングを“急いでいる”という印象を受ける。岡本本来は上げた左足を着いたトップの形から、復活下半身の力を徐々に上半身に伝えてインパクトするのが理想だが、へ急今は下半身の力が伝わりきる前に上半身を使ってしまっているように見える。ぐなりきってしまっているそうなると、下半ミートポイントに自分から近づいてしまい、ボールとの距離が取れず、速球に差し込まれ、変化球には上体が前に出されやすくなる。例えるなら１から１０までを早く正しく数えるべきところを、「１、２、３、４…８、９、１０」と途中を省くことで早くしているような感じだ。

　どんな相手も最も警戒してくる中で、結果を求められる過酷なポジションだが、それでも岡本和の爆発がなければ、優勝へ向けてこれから先の戦いは厳しくなる。何とか本来の形を取り戻してもらいたい。（野球評論家・清水　隆行）

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